
ツーファイブフレーズ
Fブルースのコード進行の9、10小節にはGm7-C7ツーファイブ進行が存在します。
ここでは、ここぞ!とばかりに覚えたツーファイブフレーズをカマしていきましょう!
なのですが、今回は色々なフレーズを覚えていくというよりも、一つのフレーズを色々な箇所で弾いてみよう!というコーナーにしようと思います。同じフレーズでも弾き始める場所を変えるだけで、運指がとても難しくなったり、タッチも変わってくるので音色やリズムも微妙に変わってきたりします。ただ、自分の今弾いている場所付近で「いつものあのフレーズを弾きたくなった!」という瞬間が訪れた時には、いかなる時でもそのフレーズが弾けるようになっていたものです。
自分としては、一つのフレーズを色々な場所で弾く練習というのはあまり好きではないのですが、前々から重要性性を感じていましたので、今回譜面にしてみました。まず動画を見てフレーズを聴いてみてください。
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これは僕がセッションに行った時、必ず一回は弾いているかな...というフレーズです。ですので僕はこの運指で弾くことが多いです。
しかし、始まりの音の場所と、ギター指板をどの方向に向かって弾いていくかによっていくつか異なる弾き方ができると思います。実用性も考えて、可能性を7通りに分けました。
この図では先のフレーズは5番目にあたる方向で弾いています。一つづつ見ていきましょう。まずは1番目の方向です。
これは開放弦を使っているあたりが、あまり実用性がないかなとも思いますが、12fを跨ぐフレーズとなってくると、このような運指になります。
2番目
この運指はC7の部分がかなりストレッチが必要になってくる運指ですが、十分実用的な運指だと思います。
3番目
これはGm7の部分は非常によく使う運指ですので覚えておきましょう。C7の部分は1弦上での動きが多い分少し難しいかもしれません。しかし、こういったフレーズをしっかり練習しておくことと、オクターヴフレーズで応用できるようになります。(オクターヴフレーズについては別カテゴリーを参照してください)
4番目
この運指も非常に勉強になります。特にC7の動きは覚えておきましょう。
5番目
先ほど出てきたフレーズです。このC7の動きもよくありますので覚えておきましょう!
6番目
ここまでいろいろ書いてくると正直嫌になりますね笑...まぁこんな運指もあるくらいでいいですかね...
7番目
ついに最後です。この運指はほとんどというか、こう弾く人はいないのではないでしょうか?Gm7部分での指のストレッチが必要ですのであまり実用的ではないのかもしれません。ただ、ストレッチがある分すべてハンマリングで弾くことで、レガート的な?sax的な?サウンドになり得ますので、応用する価値はあるかもしれません。それではもう一度聴いてみてください。
とまぁここまで様々書き出してみましたが、まずは自分の好きな指板上で弾けるようになりましょう。そうしたら、他の箇所でも弾いてみて、「あ、この運指結構好きかも...」と思われる場合は積極的に使っていくようにする、という感じでいいと思います。
次の回からは色々なフレーズを覚えていきましょう。