倍テンツーファイブフレーズを弾いてみよう!その1
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「倍テン」とは?

よくセッションなどで、上級者とプレーしている時に急にテンポが速くなったような気がしたと思ったら、コード進行の進み自体はこれまでと同じで自分だけ先の小節部分を弾いてしまっていた...ということはありませんか?

これは、テンポが速くなったのではなく、「リズムを倍で感じるように弾いている」のです。分かりにくいと思いますので説明します。次の図を見てください。

倍テン説明

ブルースの9、10小節目のツーファイブ進行で説明します。通常のリズムですと、4拍子ですので1小節を「イチ、二、サン、シ」とカウントしますが、倍テンのリズムでは小節数を二倍になるように感じているため、8分音符として表記することになりますが、「イチ、二、サン、シ」が1小節の中に2回出てきますので、頭の中では緑の線で書いてあるように、小節数をさらに増やして4分音符で感じているということです。どうでしょうか、なんとなくわかりましたか?笑

これは頭で理解するというよりは、フレーズを弾いてみると感覚がつかめると思います。フレーズを見ていきましょう。

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倍テンツーファイブフレーズ

倍テンフレーズを紹介していきたいと思います。倍テンフレーズといっても、要は「8分フレーズで弾くところを16分フレーズで弾く」ということですので考え方自体は簡単です。それでは見ていきましょう。ここでは、ツーファイブのコード進行で解説していきます。16分フレーズですので運指が大変かもしれませんが、自分にも弾けるくらいの極限までテンポを落として練習するようにしましょう。フレーズ1、2はともにGm7の一番低い位置でフレーズが始まるように作ってあります。

倍テン1

いかがでしょうか、8分音符で弾いたときよりも疾走感が出ていると思います。フレーズはGmペンタトニックを主体に考えて、できるだけ拍のアタマにコードトーンが配置されるような運指になっているためコードの上でもしっかりとサウンドします。次のフレーズを見てみましょう。
 
倍テン2

個人的に気に入っているフレーズです。4小節目の3連を、動画のように2弦6fのFからEとして16分音符で弾いても良いですね。勢いで同じに弾けてません笑


次はパットメセニー的なというか、メセニーフレーズで後ろまで繋げてみました。
早弾きの割には、比較的弾きやすいのではないかと思います。譜面は作りませんでした笑
耳コピしてください。

 


次のフレーズはGm7=BbM7として考えているフレーズです。このように考えていくとフレーズの幅が非常に広がっていきますので、同値のコードを知っておくことは非常に大切なことです。同値のコードについては別のコーナーで掘り下げて紹介したいと思います。
倍テン4

 
 

最後は結構難しくて上のテンポで僕は弾けませんでしたので、いつか弾けたときに動画はUPすることにします笑 弾けたアナタはエライ!
倍テン3
 

と、こんな感じで結構濃い内容で、あまり他のサイトでは扱われていないような内容でしたけど、いかがでしたでしょうか?ツーファイブフレーズの次に出てくる1-6-2-5のフレーズも表記してありますので一緒に覚えてみてください。あと、盛りだくさんなフレーズになっていますので、よく練習してみてください。また、フレーズを思いついて弾けるようになっていたら動画をアップしていきます笑

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